前巻が、リンダの目覚めの巻なら、今回の巻はマリウスがはっきりパロ王家と決別し(でもたぶんまた・・・)、ケイロニア皇帝家とも決別する意志をはっきりさせた巻。
早川書房
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出発用意
ケイロニア版ホームドラマ?
やっとノスフェラスへ
グインはどうなる
面白かったワーグイン救出軍編成
さて、今回はケイロニア編。
記憶を失い、ノスフェラスにいるグイン救出軍出発までの道のり。
パロからは、ヴァレリウス宰相率いる魔道士部隊が、リンダ女王の命により派遣されます。そして、その中には、招かれざる客のマリウス=パロのアル・ディーン王子が。
王家との決別
今回は、マリウスははっきりと、パロの王位継承権も、ケイロニア皇帝家との関わりも放棄することを明らかにしています。
そして、妻オクタヴィアとの話し合いによって、彼もまた、歌い手として生きていくことにはっきりと目覚めたように思われます。
マリウスの場合、前から、そうとしか生きられないとして、何度もパロから出奔し、またさすらって生きてきたわけですが、兄のナリスというくびきがどうしても、彼をパロにつなぎとめていました。
しかし、そのナリスの死によって、マリウスにはもう、パロへ帰る理由というものがなくなってしまった。
オクタヴィアとの別れ
そしてまた、マリウスとともにさすらって生きていこうとしたオクタヴィアもまた変わってしまった。
こどもを産み母になるということは、どうしても何かが精神的に変わらざるを得ない体験です。
マリウスは変わらず、オクタヴィアは変わってしまった。二人はもう一緒に生きていくことはできなくなってしまいました。
マリニアもまた
オクタヴィアとマリウスの娘マリニアに、マリウスの歌が劇的な効果を与えます。マリニアもまたさすらい人になるのかな。
ケイロニア編でした。いよいよ、グイン救出軍がノスフェラスへ向かいます。
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